小売業界のDXを促進するAIを活用したライブコマース

PinPon株式会社
代表取締役CEO 藤堂夏輝

AIアバターのライブコマースは、日本に適している

AI生成のAI店員が多言語で店舗接客を革新

─補助事業の成果である製品・サービス・技術等について教えてください。

弊社では、AIデジタルヒューマンによるライブコマース(ライブ配信を通じて商品を販売する、リアルタイムのEC手法)を提供しています。

これは、販売事業者がセリフや、外見、声、動きなどを指定すれば、希望に合わせてAIが、人間そっくりのバーチャルライバー(アバター)映像を作成するというサービスです。

ものづくり補助金は、AIアバターの開発に活用させて頂きました。

AI生成中

─それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

ライブコマースは、中国では主流になっています。プロではない素人の演者が化粧品や食品を楽しそうに説明する動画を配信し、商品を販売しています。しかし、日本では、この手法はなかなか流行りません。その原因のひとつに、日本人独特の、カメラに向かって上手くしゃべれない、失敗するのが怖いという心理があると思っています。

弊社のサービスである、人間の代わりにAIアバターがライブコマースを配信する手法は、日本には最も適していると言えます。プログラムすることで台詞はもちろん、動作も作ることができるので、失敗はありません。

また、タレントは使うと、タレントの不祥事で制作した動画が使えなくなる、ということもあります。AIアバターなら炎上リスクもありませんし、歳を取ることもありません。

─競合と比べて優位性は何でしょうか?

AIアバターによるライブコマースを提供している会社は多くあります。

弊社は、私が中国生まれで中国語が話せる日本人で、他にも外国語に詳しい日本人スタッフが多く、多言語対応が可能なのが特徴です。

また、弊社が得意とするのは、インバウンド、外国向けのライブコマースです。越境ビジネスの領域に関しては、他社より優位性があると自負しています。

ライブコマース事業に進出したい、AIアバターを活用したい企業様と

─どのような使用シーンをお考えですか?

依頼で多いのは、日本市場ではなく、中国市場でのAIアバターを使ったライブコマースです。

事例のひとつに、某大手菓子メーカー様の、中国市場に向けた、AIアバターを用いたライブコマース運用があります。

中国国内でよく利用されているオンラインショップが、「タオバオ」です。日本でいうと楽天市場のようなものです。タオバオではライブコマースが大きな割合を占めています。

このタオバオで某大手菓子メーカー様は、人によるライブコマースを配信していました。しかし、人件費がかかることと管理スタッフが不慣れという理由で、弊社に相談がありました。弊社のAIアバターを用いたライブコマースに切り替えることで、人件費を抑えることができました。

─どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

AIアバターの活用は、ライブコマース、ネット配信だけではありません。

弊社では、AIアバターが接客する店舗「PinPonGate」を運営しています。これは、年間8000万人が利用する日本の玄関口、羽田空港国際線ターミナルに直結の立地にある、最新のAI技術を駆使し、AIアバターが多言語でブランドやサービスの魅力を世界へ最大限にアピールするショールーミングストアです。

同様に、観光地や商業施設で、インバウンド対応として、多言語で接客するAIアバターを提供できます。

説明画像

─どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

ライブコマース事業に進出したい企業様、ライブコマース事業にお悩みを抱えていらっしゃる企業様などとマッチングしたいと考えています。ライブコマースでは化粧品と宝石関係が多くあります。

また、ライブコマースで直ぐに利益が出なくとも、今後のことやマーケティングの観点から取り組むという企業様も多くいます。今から取り組まなければ時代に遅れてしまいます。知見を増す必要もあると思います。

あと、中国市場などの、越境ビジネスで自社製品を販売したいとお考えの会社様にはアドバイスからさせて頂きます。

それと、AIアバターを活用したいとお考えの企業様、商業施設様、自治体様などとマッチングしたいと考えています。

弊社には営業スタッフがいないため、弊社の技術を活用して頂ける、代理店様ともお話ができればと考えています。

説明画像

─今後の展望を教えてください。

TikTokが、日本でTikTok ショップを、2025年6月にスタートさせました。

これは、TikTok内で商品の購入ができるというサービスです。ショート動画やライブ配信で商品が紹介される、エンターテイメントとショッピングが融合した新しい購買体験として注目されています。

日本でライブコマースが盛り上がらないのは、「売れないから、今はやりたくない」です。売れる保証がないので躊躇しています。しかし、TikTok ショップが浸透すれば、ライブコマースの需要が一気に増えると思っています。

また、インバウンド市場も増えて行くと考えています。AIアバターが多言語で対応するシーンも増えて行くでしょう。

そのため、弊社では技術を常に進化させています。

AIの進化は驚異的で、常に何かしら進化しています。AIアバターは、半年後には、人間と見分けがつかなくなると思います。AIアバターが次の時代を切り開くと考えています。

日本でもライブコマースが主流になる時代がやってくる

代表

─御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

私は、元々エンジニアです。千葉工業大学を卒業し、サーバーレンタル事業やWEBシステム開発、女性向けPR事業、越境EC事業など、幅広く展開して来ました。

弊社の強みは、中国の最先端のIT、AI、IoT関連技術をいち早く発掘し、ビジネスに有用なソリューションとして提供できることです。また、中国のエンジニアともパイプがあり、彼らのITスキルを活用することもできます。

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

繰り返しになりますが、日本でもライブコマースが主流になる時代がやってくると考えています。

しかし、日本人は自分がライブコマースに出演することは否定的です。そのため、AIアバターが必要と考え、本事業に取り組みました。

出展情報

Data

出展物の業種
情報・DX
補助事業実施年度
令和元年度
補助事業計画名
小売業界のDXを促進するAIを用いたライブコマース事業展開

企業プロフィール

Profile

社名
PinPon株式会社
創業年月
2021年12月
代表者
藤堂 夏輝
本社所在地
〒108-0074 東京都港区高輪4-3-8
TEL/FAX
03-6820-0786
ホームページ
https://pinpon.ai/
資本金
105万円
従業員数
6名
取扱製品
AIデジタルヒューマン動画生成サービス

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