
弊社は、抗菌・防カビシート「きになるニオイトリ」を開発し、販売しています。
これは、気になる所に吊るすだけで、カビ菌や雑菌の繁殖を抑え、カビとニオイの発生を防ぐ、抗菌・防カビシートです。室内・浴室・トイレ・クローゼット・靴箱・車など、様々な場所で使えます。
主成分であるPCMXを紙に高濃度で含侵させ、徐々に気化させる独自技術により、吊るす・置くだけで成分が空間に広がり、抗菌・防カビ・消臭効果を発揮します。香りでごまかすのではなく、原因菌に直接作用することで、根本的なカビ・ニオイ対策が可能な点が、多くの方に評価いただいているポイントです。
メディアでも幾度となく取り上げていただき、ユーザー様からは「介護している部屋のニオイが気にならなくなった」「お風呂掃除がすごく楽になった」など、喜びの声が沢山届いています。
これまでは生産工程の一部を手作業で行い、また一部は下請けに依頼していました。そこで、ものづくり補助金を活用して作業を自動化する機械を導入したことで、従来は外部に委託していた工程も含め、自社で一貫して効率よく対応できるよう体制を整えることができました。また同時に、EC販売の管理インフラも構築し、生産から販売までの一連の流れをより効率的にしました。

よく、消臭剤と間違われるのですが、「きになるニオイトリ」は、抗菌・防カビシートです。カビやニオイにお困りの方の役に立ちます。
お家やオフィス、車、クローゼットや浴室などの、カビやニオイが気になる場所に吊るすだけで、抗菌・防カビ・消臭効果を得ることができます。特別な手間や操作がいらない手軽さも、多くの方に役立つポイントです。
また、今は高齢化が進み、在宅介護を行うご家庭も増えています。「きになるニオイトリ」は、介護される方のお部屋やポータブルトイレ、寝具のニオイなどにも効果を発揮します。ニオイが気にならなくなることで、介護する側もされる側も、少し気持ちが軽くなり、笑顔で過ごせる時間が増えるのではないかと感じています。
その意味でも、この製品は生活の質の向上や介護負担の軽減につながり、社会貢献の一助になれると考えています。
「きになるニオイトリ」の主成分は、PCMXという成分です。PCMXは、1920年代後半にヨーロッパで開発され、世界中で100年近く使われてきた実績がある抗菌・防カビ作用のある成分です。
シートから成分が気化して広がることで、カビ菌や雑菌の繁殖を抑制する効果を発揮します。例えば、浴室内でのカビ対策はもちろん、ごみ箱の嫌なニオイを防いだりすることが出来ます。芳香剤のように他の香りでニオイをごまかすのではなく、また単に吸着するのでもなく、原因菌に直接作用することで、根本的にカビやニオイを抑える設計となっています。また、吊るすだけ・置くだけで簡単に使用でき、スプレータイプやジェルタイプとは異なる使いやすさを備えています。
一番のおすすめはお風呂場です。浴室に吊るすだけで、浮遊しているカビ菌にしっかり作用するので、カビの発生を抑えてくれます。「お風呂のカビが生えにくくなった」、「掃除が本当に楽になった」という嬉しいお声をたくさんいただいています。
また、お客様に「新しくどんな用途の商品が欲しいですか?」とアンケートを取らせていただいたところ、最も多かったのがダニ対策でした。
「きになるニオイトリ」はダニにも効果があります。ダニを集めてポイするのではなく、ダニをよせつけません。第三者機関での試験では、忌避効果90.4%の効果という非常に高い数値が出ました。試験を担当された研究所の方からも「とても良い結果です」とお墨付きをいただき、自信を持って販売しています。

2023年に広島でG7サミットが開催されましたが、開催会場となったホテルでも「きになるニオイトリ」をお使いいただいています。浴室のカビ対策はもちろん、シャワーカーテンのニオイがなくなり、これまであったクレームがゼロになったそうです。
また、ホテルの客室で飲食された後の「キムチや焼き肉のニオイ、タバコのニオイもしっかり取れた」と嬉しい評価をいただきました。
ホテルやレストラン、不特定多数の人が集まる商業施設でも衛生管理やニオイ対策の一環として使っていただきたいと考えています。
抗菌・防カビシート「きになるニオイトリ」を販売していく中で、実はいろんな苦い経験もしてきました。
どうしても、大手の有名メーカーの商品と並ぶと、知名度のない私たちのような小さなメーカーは選ばれにくいです。
そのため、商品の実力、商品力を正しく評価してくださるバイヤーさんと出会いたいです。
また、日本はもちろん、世界にも市場を広げていきたいと思っています。海外でもニオイやカビの悩みは共通ですので、国境を越えて必要としてくださるバイヤーさんとつながれたら嬉しいです。
抗菌・防カビシート「きになるニオイトリ」をもっと多くの方に知っていただきたいと考えています。実際に使っていただいたお客様からは高い評価をいただいていますので、より幅広い方々の生活に役立てるよう、販路を広げていきたいです。
また、販売方法も時代と共に変化しています。ものづくり補助金を活用してEC販売の管理インフラを構築することができたので、今後はEC販売を拡大していきたいと思っております。
また、大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」で展示出展した「ことりの澄みかご」の販売も目指しています。「ことりの澄みかご」は、抗菌・防カビシート「きになるニオイトリ」の製造過程で生まれる廃棄端材と、自然素材の稲藁を掛け合わせて生まれた、人と環境のどちらにもやさしい製品です。科学技術と自然の力を融合させることで、日々の生活空間に潜むカビやニオイに対する悩みや問題を解決し、心地よい空間を育み、暮らしの質を向上させることを目指して開発しました。

弊社は、昭和23年(1948年)創業の、化学薬品と理化学機器の商社です。
得意先は鉄鋼、造船、食品といった各業界で、様々な資材を提供しています。

約22年前、他社からの依頼がきっかけで、弊社の社長が抗菌・防カビシートを5年かけて開発しました。その頃、弊社取引先の担当者がお家のカビに大変困っておられました。マンションがどぶ川に面しており、「その面している全ての住宅の部屋の畳は、カビで真っ黒になっていて、いくら掃除してもきりがない。」と非常に困っておられました。そこで弊社の抗菌・防カビシート使用してもらったところ、カビの発生を抑えることができ、マンション内で非常に評判になり、販売して欲しいとの要望が次々と寄せられました。この経験から、「世の中には、カビやさまざまなニオイで悩んでいる人は絶対にいる。そのような人達にこのシートを使ってもらい、日々の生活が少しでも快適になり、「使ってよかった」と心から幸せな気持ちになって欲しい。」との思いで2008年に「きになるニオイトリ」の製造販売を始めました。
ただ、弊社はBtoBの会社で、BtoCの経験はなかったため、販売では苦労しました。商品を持ち込んでも、どこも相手にしてくれませんでした。そんな中、大阪商工会議所の催事で、ハンズ心斎橋店のご担当者様が「これは売れる気がする。売りたい」と言ってくださり、そこから始まりました。おかけ様で販売を開始して17年で、累計販売枚数は1000万枚を突破しました。

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