キッチン用品のラップはさまざまなメーカーから出ていますが、どれも紙のホルダーに入っていて、そこから引き出して使うタイプのものです。しかし、取り出すときにラップ同士でくっついたり箱にくっ付いたりしてつまめない、上手く切れないなどの不満をユーザーは持っています。その不満を解消するために開発したのがこの「使い勝手の良いラップホルダー」です。
ものづくり補助金で試作品を作るための設計ソフトや3Dプリンターを購入しました。他にも工具や小型の加工機などを購入させていただきました。
私自身、ラップを使っていて、取り出すときに不便を感じることが多々ありました。そういう不便をなくしたいと思い、開発を始めました。
このラップホルダーは、ラップをホルダーにセットして、ボタンを押せば好きなところで切ることができ、自動的に次のラップの端が出るため従来の不満が解消されます。また、従来のラップホルダーは刃が飛び出ているため怪我をする恐れがありますが、このラップホルダーは、スリットのなかに刃が収められているので、子どもでも安心して使うことができます。
似たような商品が販売されていますが、全体としてまだ不便を感じる箇所があります。このラップホルダーは誰にとっても不便を感じることはないと自負しています。また、特許登録済みのため、他社が同じものを作ることはできません。
一般の家庭はもちろん、食堂やレストランといった施設、食品関係のメーカーさんでの使用を考えています。また、災害時、避難場所でも活用していただきたいと思います。衛生を保つため、汚れを防止するための使用も考えられます。
通常のラップよりも使いやすいので、従来のものに不満を持っている方はもちろんのこと、手早くラップをしたい場面での使用に最適です。また、介護の現場で手助けになると思います。
弊社は商品を開発し、試作品を完成させるまでを行い、本格的な生産は別の会社にお任せしたいと思っています。ある海外の企業から「ぜひ、やりたい」という話があったのですが、このご時世、残念ながら立ち消えになってしまいました。なので、本格的な生産と販売の両方を請け負っていただける会社さんとマッチングしたいと考えています。
国内市場規模は過去の統計から年間5000個くらいと試算しています。当初販売価格は2000円くらいを想定していましたが、試作品を見直しコストダウンを図ることで、1000円~1500円くらいまで落とせられるのではないかと考えています。月に200台くらいは売れると試算しています。
世の中の製品には使い勝手が悪いものがたくさんあります。そういう不便や不満を解消した使いやすい商品を提案して行きたいと考えています。その考え方で「ロールペーパーホルダー」、「ポリ袋ストッカ―」等を開発しました。
自身、長く機器の開発に携わり、その後、特許庁の外郭団体で6年ほど特許技術調査の仕事を務めた後、現在の会社を設立しました。設計・製作・特許申請など全て自身で行っています。
今後も、今までにない快適で使い心地の良い商品を開発していきたいと思っています。なかでも生活関連用品で貢献していきたいと考えています。
私自身、高齢になって来て、それまで簡単に持ち上げられていたものが力を入れないと動かないとか、動作が緩慢になって今まで便利に使っていたものでも不便を感じるようになってきました。
今後、日本が高齢化社会になるに従ってそのような問題は増えていくと思います。自分にできることから取り組みたいと考えています。
なお、アルミホイルにおいても上手く切れないという話を聞きますのでこのラップホルダーをアルミホイルに応用することも考えています。ほかにも応用できるものがあれば取り組んでいきたいと考えています。
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