「色こより綴じ(和紙綴じ)」で
サスティナブルな社会への貢献を

株式会社国府印刷社
代表取締役社長 有定耕平

針金でなく、和紙で作ったこよりで製本する

製品サンプル1

─補助事業の成果である製品・サービス・技術等について教えてください。

弊社はポスターやカタログ、パンフレット、チラシ、カレンダー、Webサイト、動画編集などを、企画、デザイン提案から印刷、製本までを提供しています。その一環として、「色こより綴じ(和紙綴じ)」を提供しています。

印刷物の製本方法はいろいろある中で、通常、中綴じというと、針金で綴じるのが一般的ですが、弊社ではものづくり補助金を活用して導入した和紙綴じ機によって、和紙で作ったこよりで綴じることが出来ます。

「色こより綴じ」は、印刷した冊子の綴じる部分に穴を開け、糊の成分が含まれているこよりを通し、熱で圧着させて製本するというものです。強度は針金で綴じるのと変わりはありません。

もともと小型の和紙綴じ機は有していたのですが、半自動のため時間がかかる(1時間に150冊程度)という問題があり、大量の依頼があった場合、対応が難しいという課題がありました。ものづくり補助金で導入した和紙綴じ機は全自動のため(1時間に700~1,000冊程度)、最近では2万部という大口案件も受注いたしました。

製品サンプル2

─それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

「色こより綴じ」は、針金ではなく、和紙で作ったこよりを使用しています。針金だと廃棄時に外して分別するという手間があり、しかも外すときに怪我をする危険性もあります。「色こより綴じ」は、安全性が高く、そのままリサイクルやシュレッダーにかけて処分することができます。環境負荷の低減に役立つと考えています。

─競合と比べて優位性は何でしょうか?

「色こより綴じ」の製本機は国内でも数台しかなく、対応できる工場は限られており、ほとんどは製本会社です。弊社のような印刷から製本までをトータルで請け負える会社が導入しているというのは珍しいケースです。弊社では、小型機と大型機の両方があるので、名刺サイズからA4サイズまで、数量も100部から大ロットまで柔軟に対応できます。

エコロジーに関心の高い企業とマッチングしたい

展示ブース

─どのような使用シーンをお考えですか?

もちろん従来の針金による中綴じ冊子と同じ用途で使用することができますが、例えば、お子さん向けの玩具の取扱説明書や、保育園、幼稚園の施設のパンフレットで使用することで安心感やワンポイントの可愛さをアピール出来ます。また、食品会社や医療現場からは、異物混入の防止のために針金は使いたくないという安全対策の取り組みのひとつとして「色こより綴じ」を使っていただいています。他にもエコロジーを意識されている企業に興味を持っていただいています。

パンフレット

─どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

「色こより綴じ」は、色を7色用意しています。冊子の内容や種類によって色を変えたり、デザインの一環として色を選んだりすることもできます。

特に目立つ赤が人気です。観光地の自治体で制作する観光パンフレットで使っていただいています。観光パンフレットを手に取った観光客にアピールできる点が好評です。あと、白色の紙を針金で製本していると、針金が目立ちすぎるので白にして紙と馴染ませたいという依頼もあります。

名刺サイズのポケットパンフレットも人気で、名刺交換の時に一緒に渡すことで、ちょっとした話題作りにつなげられます。

─どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

SDGsに興味・関心がある会社さんとマッチングしたいと考えています。また、同業者である印刷関係の会社ともぜひ、お話ができればと思っています。弊社は印刷もできるのですが、印刷会社さんからの「色こより綴じ」で製本して欲しいという依頼にも対応しています。

─今後の展望を教えてください。

「色こより綴じ」を世の中にもっと普及できたらと思っています。「色こより綴じ」は環境に対する意識の高い、新たな顧客開拓ができると期待しています。

越前和紙の産地ならではの、和紙に対してのこだわり

本社

─御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

弊社は商業印刷物全般を請け負っている総合印刷会社として、企画・デザイン・製版・印刷・製本加工を、社内で一貫しておこなっています。しかし、今後はさらに特徴を出して行きたいと考えています。「きらめき箔」や「エコファイル・ミニ」「動画で再甦」など、新サービスの開発や既存商品のラインナップ拡充、シリーズ化にも積極的に取り組んでいます。特にエコロジーに貢献できる製品の開発を推進しています。

代表

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

弊社は福井県越前市に本社を構えているのですが、ここは越前和紙の産地です。和紙に対してもこだわりを持っています。

また、時代はペーパーレスに向かっており、印刷業界は衰退しています。しかし、印刷物でしか伝えることのできないことはあると思っています。紙を使うことは環境に対してマイナスだと捉えられていますが、印刷業界で働く者として、「色こより綴じ」を通して少しでも環境に貢献できたらと考えています。

出展情報

Data

出展物の業種
化学・繊維・紙
補助事業実施年度
平成30年度
補助事業計画名
安全性の高い和紙綴じ冊子の量産体制構築による新たな製品分野の確立

企業プロフィール

Profile

社名
株式会社国府印刷社
創業年月
1981年12月
代表者
有定耕平
本社所在地
〒915-0802 福井県越前市北府2丁目11-16
TEL/FAX
0778-22-3706/0778-23-1005
ホームページ
https://kokufu.co.jp/
資本金
1千万円
従業員数
32名
取扱製品
企画・デザイン・製版・印刷・製本加工

お問い合わせ

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〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2
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TEL
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