Interview

scroll

「新ものづくり・新サービス展」は、中小企業の挑戦と創造力が集う場です。製造業からサービス業まで、多様な企業が独自の技術やアイデアを披露し、来場者は経営者と直接対話できる貴重な機会を得られます。
今回は、長年この展示会に携わり、中小企業診断士として企業支援に取り組む長谷川祐氏に、展示会の魅力や出展企業の特徴、異分野交流の価値について伺いました。

chapter1 about NaITO

「中小企業 新ものづくり・新サービス展」
インタビュー

── この展示会にコーディネーターとして関わることになったきっかけは何ですか?

中小企業診断士として、元々、中小企業のビジネスモデルの成り立ちに興味を持っていました。

特に、中小企業が新規顧客との新しい取引を始めるときの起点やトリガーといったことに着目していました。

自分自身が会員でもある、首都圏産業活性化協会(TAMA協会)から「中小企業に特化した展示会にコーディネーターとして参加してみないか?」と誘われて、「あぁ!これはまさに中小企業の取引開始の起点の場じゃないかな!」と強い興味を持ち、関わることになったしだいです。最初は2017年だったと思います。

── 「新ものづくり・新サービス展」の印象を一言で表すと、どんなイベントだと感じますか?

「粗削りの先端性」に尽きます。時として先端が尖りすぎて、世間に刺さらずに折れてしまうこともある、そんなシャープさを強く感じますね。

中小企業は、良くも悪くも、大企業のような社内稟議とか合議制とか話し合って決めることは少なく、経営者の感性とスピード感ですべて決まります。その分、経営者がこだわり抜いた新商品や新サービスが荒削りの状態で展示されます。凄いモノもあればよく分からないモノもある、玉石混交の世界です(笑)

── 他の展示会と比較して、「新ものづくり・新サービス展」ならではの魅力は何だと思いますか?

この展示会の特徴として、多くの展示ブースで、その企業の経営者に直接会って話せることです。多くの経営者が来場のお客さんに自社の商品の魅力やこだわりを話したく話したくてたまらない気持ちで待っています。マニュアル的な営業トークではない、商品開発やサービス創造に向けた熱い想いや飾らない人柄に直接触れることができるのは大きな魅力ですね。

── 出展企業にはどのような特徴がありますか?

課題解決型のソリューション志向の企業が多いのではないでしょうか。それも、大きなテーマというよりは、日常の仕事や生活で感じたちょっとした難しさを何とかラクにできないか、と常に考えている企業が多いと思います。

それから、小さいながらも実績に定評のある企業が多いですね。製造業では技術で大企業との取引実績がある企業も多く、非製造業やサービス業では地域での豊富な活動実績を誇る企業が少なくありません。

── 過去の出展者にはどのような傾向がありましたか?

以前は、職人気質の創業者が率いる質実剛健的な企業が多かった印象があります。ここ数年は出展企業の世代交代による変化を感じますね。具体的には、40歳代や30歳代の2代目3代目の経営者が出展の先頭に立っている印象です。これらの若手経営者の傾向として、“守るべきことは守り抜き、変わらなければならないときは積極的に変えていく柔軟性”でしょうか。デジタル化への対応などはその典型でしょうね。

── 出展企業から聞いたマッチングの特徴や、相談窓口でよくある質問にはどんなものがありますか?

出展企業からよく聞くのが「この展示会では全く異なる業界業種の企業と出展者同士で交流できることが大きなメリットであり楽しみ」ということです。金属部品製造業の経営者が水産加工業の経営者と経営を語り合う、雑貨卸売業の経営者が化学品製造業の経営者とビジネスコラボを検討する、といったことが違和感なく行われています。異分野交流があたりまえに行われていますね。

来場者から「これこれ、こういうモノを作っている企業はありませんか?」という少し漠然とした質問を受けることがあります。その場合は、概ね業界が近そうな企業を紹介して、ともかく展示ブースに行って会話してみることをお薦めしています。ピンポイントで対応可能な企業は少ないと思いますが、話しているうちに興味をもってチャレンジしようとする出展企業もありますので、まずは話してみることですね。

── どういう人、どんなものを探している人に、この展示会は特におすすめだと思いますか?

大企業ではなかなか対応が難しい介護・看護・育児などのサービス業は年々バリエーションが増えてきている感じなので、社会福祉サービス事業者を探している人にはこの展示会はおすすめです。 それから、ITや電子電機といった大企業が得意とする領域でも、中小企業ならではの小回りと深掘りを特定分野で極めているような企業が多く出展しているの、こちらもおすすめですね。

本展の参加は無料です。
バイヤーのお申し込みは終了いたしました。

一般来場登録はこちら

お問い合わせ

CONTACT

来場者の方/取材申込/その他はこちら

運営事務局のお問い合わせ先

所在地
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2
大同生命霞が関ビル18階
受付時間
10:00~17:00(土・日・祝日を除く)
TEL
03-3502-6871
E-mail
jimukyoku@shin-monodukuri-shin-service.jp

出展者の方はこちら

展示事務局のお問い合わせ先

所在地
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2
大同生命霞が関ビル18階
受付時間
10:00~17:00(土・日・祝日を除く)
TEL
03-5946-8844
E-mail
tenji@shin-monodukuri-shin-service.jp

当日の搬入出/ブース装飾/出展物の取り扱い/各種提出書類等はこちら

施工事務局のお問い合わせ先

所在地
〒135-0061 東京都江東区豊洲5-6-36
ヒューリック豊洲プライムスクエア3階
受付時間
10:00~17:00(土・日・祝日を除く)
TEL
03-5548-3051
E-mail
monodukuri2025@fujiya-net.co.jp

来場者

来場登録・ログイン

ご来場には事前の来場登録が必要です。
登録後、マイページが開設されます。
マイページより、セミナーへの申込や各出展者とのやり取りなどが可能となります。

初めての方はこちら

来場登録

登録がお済みの方はこちら

マイページログイン