LED照明にバッテリーを内蔵し停電時に非常点灯を開始

株式会社ラピュタインターナショナル 
代表取締役 堀田 誠

大きな地震を3つも体験したことが開発のきっかけ

─御社の主な事業内容を教えてください。

当社は貿易会社です。現在は大きく分けて4つの事業を展開しています。1つ目は、マイクロバブルです。養殖魚向け殺菌・成長促進マイクロバブルシステムなどの他、民生品では大学と提携して開発したマイクロバブルのシャワーヘッドがあります。2つ目は、エネルギー関係です。
太陽パネル架台・グランドスクリューの設計制作販売に取り組んでいます。また、バイオマス発電の燃料輸入も行なっています。

3つ目は、工作機械です。レーザー加工機・ウォータージェット加工機の新・中古機その他工作機械全般を国内外に販売しています。これは私がレーザー加工分析のエンジニアだったので、その名残として今も事業としています。
そして、4つ目が、LED関係です。蛍光灯タイプのLEDはまだ高額だった頃から取り組んでいます。しかし、これだけ普及してきたので蛍光灯タイプだけでなく、LEDとして特徴のある製品としてバッテリー内蔵LED非常照明に注力しています。

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

ご存じの通り、日本は地震や台風などの災害が多い国です。実は私自身、カルフォルニアに駐在員として赴任していたときにカルフォルニア大地震にあい、神戸にいるときには阪神淡路大震災、東京で展示会に出展しているときにも東日本大震災と、何度も地震を経験し、怖さを身をもって知っています。特に阪神淡路大震災のときは非常灯も点いていない状態が何時間も続きました。
そのような体験から災害時に特化して世の中の役に立つものができないかと考え、ものづくり補助金を活用してバッテリー内蔵LED非常照明を開発しました。

バッテリーを内蔵した非常用LED照明

─展示会の出展物(ものづくり補助金を活用して開発した製品・サービス・技術等)について教えてください。

当社の製品の特徴は、通常時には一般的なLED照明として点灯しながら内蔵バッテリーを充電し、停電発生を感知すると自動的に約3時間のバッテリー非常点灯を開始することです。そして、停電復旧を感知すると元の点灯状態に自動復帰し内蔵バッテリー充電を開始します。

またこの停電感知およびバッテリー非常点灯は、壁スイッチOFFの消灯時にも自動的に作動し、その場合、停電が復旧すると元の消灯状態に自動復帰し内蔵バッテリー充電を開始します。
これにより日頃無人の倉庫あるいは退社後の無人のオフィスにも、停電時必要とあらば安心して出入りが可能となります。
バッテリー内蔵LED非常照明としての性能評価試験および各電力会社による加振試験をクリアし、現在、原発および原子力関連施設、自衛隊、官公庁、公共交通機関、公共施設等への設置および導入検討が進められています。

─それは世の中にどう役立つのですか?

よくある非常灯は、光源ランプとバッテリーが別になっているタイプのものです。地震を何度も経験してきましたが、光源ランプとバッテリーがつなぐケーブルが切れて、肝心なときに役に立たないという状態を何度も見ました。
本製品はバッテリーが内蔵されているのでそれ単体であたりを照らすことができます。

─競合と比べての優位性は何なのでしょうか?

光源ランプとバッテリーが一体になっている非常灯はありません。また、設置するだけでなく、取り外して誘導灯として人が持って歩くこともできます。

─どのような使用シーンを考えているのでしょうか?

災害で最も困るのは夜に明かりがひとつもないことです。ひとつでも明かりが灯っていると人は安心できます。

─どのような場所・人に使ってもらいたいと考えているのでしょうか?

施設などの設計段階から設置して頂きたいと考えています。例えば、ショッピングモールや地下街など、人が多く集まる場所には効果的です。また、場所によって要望があると思いますので、それにも対応することを考えています。

現場の声を聞いて活用方法や改善内容を検討する

─どのようなバイヤーとマッチングしたいとお考えですか?

バッテリー内蔵LED非常照明があると便利と考えている企業とマッチングしたいと考えています。
展示会では本製品から派生した、高天井用LED非常照明や、仮設工事現場用LED非常照明、ベースライト型LED非常照明を初出展します。バリエーションも豊富になったので、建築事務所や、住宅関係では管理会社でも活用して頂きたいと考えています。また、一般家庭用でも使えるので、興味がある企業とマッチングできればと考えています。

─補助事業について、今後の展望について教えてください。

今は、本製品の活用方法や、改善内容をヒヤリングしているところです。やはり、我々だけでは考えつかない、現場の声が重要です。例えば、災害時には携帯電話のバッテリーが切れて、自家発電装置に並んで充電したという話もあります。本製品にUSBを付けて携帯電話にも充電できるようにすることも、ニーズがあるなら検討したいと考えています。
初出展する製品も機能やデザイン、価格がどう評価されるのか、マーケットを調査したいと思っています。

出展プロフィール

出展物の業種
電機・電子部品
補助事業実施年度
平成27年度
補助事業計画名
ランプ内部にバッテリーを内蔵したオンリーワンの直管LED非常灯の開発

企業プロフィール

社名
株式会社ラピュタインターナショナル
創業年月
平成4年3月
代表者
堀田誠
本社所在地
〒921-8013 石川県金沢市新神田3丁目8-10
TEL/FAX
076-291-7001/076-291-7021
WEBサイト

http://www.rapyuta.jp

資本金
1,000万円
従業員数
5名
取扱製品

各種LED製品、太陽光発電関連機材、バイオマス発電燃料、マイクロバブル製品、新型コロナウイルス感染防止商材全般、NC加工機、輸出入貿易事業全般