中小企業 新ものづくり・新サービス展

京阪紙工株式会社(大阪)

「強化ダンボールを使用した便利な一般消費者向けグッズを提供する」

京阪紙工株式会社 代表取締役 住谷 正司

出展プロフィール

会場
大阪
出展ゾーン
紙・紙加工・印刷
ものづくり補助金の事業計画名
平成27年度 ダンボール素材を利用した、一般消費者ニーズに合わせた近未来商品の開発

強化ダンボールを使った、高強度の一般消費者向けダンボール製品を製造

御社の主な事業内容をお教えください。

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京阪紙工株式会社代表取締役の住谷 正司さん

ダンボールの製造販売業です。ただし、扱っているのは普通のダンボールではなく、強化ダンボールになります。強化ダンボールは重量物の梱包材としても使用でき、木箱に代わるとも言われているものです。「高い強度を誇る強化ダンボールを用いて人の役に立つものを作ること」をモットーにしております。

本展示会の出展物(ものづくり補助金を活用して開発した製品・サービス・技術等)について教えてください。

組み立て式の強化ダンボール製ローテーブル「#table」と、持ち運びできる1人用お立ち台「辻立ち君」をお持ちします。どちらも、平成27年度の補助事業「ダンボール素材を利用した、一般消費者ニーズに合わせた近未来商品の開発」によって開発したものです。

平成27年度の一般消費者向けの強化ダンボール製品ですが、具体的には何に補助金を活用したのですか?

サンプルカッティングマシーンの導入に活用させてもらいました。これはCADで作ったデザインをすぐに切り出せるマシーンです。とにかくデザインから切り出しまでがスムーズなので、頭に浮かんだアイデアをすぐ形にできるようになりました。

サンプルカッティングマシーンは補助事業の中でどのように使われているのでしょうか。

一般消費者向けダンボール製品の製造に使わせてもらっています。
弊社のメイン事業はBtoBですが、一方で一般消費者に喜んでもらえるダンボール製品を作っていきたいと常々思ってきました。しかし、既存の機械設備だけで小売り展開が可能な製品を作るとなると、どうしても時間と手間がかかってしまいます。そこで、ものづくり補助金を使ってこのマシーンを導入しました。

一般消費者向けの商品を作りたいと思うようになったきっかけは、何ですか?

東日本大震災の時、トイレに困った女子高生がダンボールをトイレ代わりにしていた、という記事を新聞で読んだんです。それで、「女子高生が知恵出して作ってんのに、私どもダンボールメーカーは何やってるんだ」と。この一件がきっかけですね。
その後、災害時にはトイレが必要になるということが分かったので、実際に製作を開始しました。強化ダンボールを素材にすればかなり丈夫なものが作れるので、お客様には非常に喜んでいただいています。

ものづくり補助金がなくてもサンプルカッティングマシーンの購入は考えていたのですか?

いや、考えてないですね。元々、本業で使うための製造設備ではありませんから、ものづくり補助金がなければ買わなかったと思います。
ものづくり補助金のお話をいただいたとき、ちょうど新しく一般消費者に向けた事業を作りたいけど、資金や設備の面から踏み出せない、というタイミングでした。一歩を踏み出すきっかけとなってくれたという意味でも、とてもありがたく思っています。

世の中の潜在的なニーズを掘り起こして、ダンボールで実現していく

ご出展物の製品化にあたり、困難だった点はありますか?

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サンプルカッティングマシーン

極端に困難、というものはありません。例えばこのテーブルもなんですけど、ある日いきなり銀行の支店長さんがアルミのテーブルを持ってやってきて、「登山をするとき、このテーブルを持って行ってるんだけど、ちょっと重すぎるんだ。何とかなんないかな?」と言われたことがきっかけです。ダンボールなら半分くらいの重量で出来ると思い、早速試作に入りました。それで2日後には「こんなんできました」って見せることができました。
作る製品自体はこのように人様の意見がきっかけ、というのが多いです。「こんなんあったらいいなぁ」「じゃあちょっと作ってみましょうか」といった感じですね。

他にもダンボールで一般消費者向けの商品を作ってらっしゃる所はあると思いますが、御社ならではの強みどんなところにありますか?

やはり‘強化’ダンボールを使っている、というところですね。どちらかというとダンボールより木に近い素材ですから、今までにない強度を持ったダンボール製品が作れるんです。

具体的な耐用年数はどれぐらいでしょうか?

それに関しては正直よくわかりません。というのも、「傷んだ」という話を聞いたことがないんですよ。私たちのダンボールを通い箱として繰り返し使っていただいているお客様がいるのですが、そのお客様はもう10年間も同じものを使っていただいています。
トイレの耐用年数についてもお問合せをよく受けるのですが、これまでのケースを考えれば、10年しまっていて「開けてみたら、しなっていた」ということはないと思います。

一般消費者向けの商品について、今後の展望をお聞かせください。

今現在、一般消費者向けの商品というのは弊社全体の事業規模から言えば微々たるものです。ただせっかく多くの方に喜んでいただいておりますので、このまま続けていっていずれはメイン事業の一つに育てられればいいな、という思いはあります。
「ダンボールで作ればいいのに」と感じる物って、世の中にはまだまだたくさんあると思うんです。そういった物を積極的にどんどん掘り起こしていきたいですね。反対に直接依頼をいただいた物については、1つ1つ丁寧に形にしていき、喜んでいただく。今後も事業として継続していくためには、この2つは大切にしていきたいと思っています。

本展示会ではどんなことを期待していますか?

今回の展示会では、とにかく私たちを知ってもらいたいです。ダンボールで作った製品をなるべくたくさん見てもらって、「ダンボールでもこんな物が出来るんだ!」って驚いてもらう。そんな展示会にしたいと思っています。

京阪紙工株式会社の補助事業写真

企業プロフィール

出展者名
京阪紙工株式会社
創業年月
昭和56年3月
代表者
住谷 正司
本社所在地
〒574-0064 大阪府大東市御領3-5-60
TEL/ FAX
072-873-8393/072-873-8372
Webサイト
https://keihan-shikou.com/
資本金
1000万円

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