中小企業 新ものづくり・新サービス展

ヘルツ株式会社(東京)

「世界一を目指して開発された、新しい技術を使った防振台」

ヘルツ株式会社 技術リーダー 茶圓 秀一郎

アイキャッチ

出展プロフィール

会場
東京
出展ゾーン
機械器具製造
ものづくり補助金の事業計画名
平成25年度 超低周波対応超高性能三次元免震防振装置の試作開発

外で何が起こっても我関せず、が理想の防振台

御社の事業内容を教えてください。

弊社ではさまざまな研究機関で使われる、精密測定器の防振対策を行っております。防振とは字の通り、振動を防ぐことを指します。

経営理念やモットーはございますか?

弊社には経営理念が5つあります。
1つ目は「最適な振動・音響環境を創造し、科学技術の発展や居住環境づくりの礎となり、時代を支える企業であり続けます。」
2つ目は「お客様の満足を第一とします。」
3つ目は「金融機関と協力会社に感謝し、社員と家族の健康を願い、社会の発展に寄与します。」
4つ目は「高い目標に、明るく協調性精神のもと社員一丸となってチャレンジします。」
5つ目は「自然環境に配慮し、環境破壊物質の使用を自ら制限します。」
以上5つを理念に掲げ、業務に取り組んでおります。

ものづくり補助金は何に活用されましたか?

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ものづくり補助金で開発した「G-Zero」

平成25年度に「超低周波対応超高性能三次元免振防振装置の試作開発」という、弊社のラインナップの中でも、ワンランク上の高性能防振装置を作るための事業に活用しました。
この事業は、世界一の防振性能を持つ装置を開発することを目標に進められました。当時の防振技術というのは技術的には頭打ちで、悪い言い方をすれば慢性化していたんです。その状況を打破するためには、今までとは根本的に違う技術の開発が必要だと考えました。世界一というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、既存技術とは異なったアプローチをしていこうということで、目標に世界一を掲げたのです。その成果が今回出展させていただく「G-Zero」です。ものづくり補助金はその資金として活用させていただきました。

慢性化した防振技術に新風を吹き込む

慢性化した原因はどこにあるのでしょうか?

従来の防振技術では工夫できる箇所が限られていた、というのが一番の原因です。防振とは、すなわち振動による揺れを打ち消すということ。その揺れには水平方向と垂直方向の揺れがあり、水平か垂直かによって打ち消すための力を計算する式が異なってきます。しかし、どちらの揺れに対しても各社ができるアプローチは、その計算式の可変な項を工夫することしかありませんでした。工夫できるところが非常に限られた計算式の可変箇所である以上、慢性化したのも当然です。
ちなみに可変箇所というのは水平方向の振動を打ち消す場合は長さで、ざっくり言うと巨大なスペースがあれば極限まで防振性能を高めることが可能です。また、垂直方向の振動の場合は重さで、防振台のばねを極限まで柔らかくし、搭載する錘のウェイトを上げれば、こちらも極限まで防振性能を高めることができます。しかし声による振動さえも感じさせない防振台を必要としている研究施設などでは、広大で頑丈な土地などは望めません。そこで、防振の技術自体の革新を図る必要があると感じたのです。

ものづくり補助金は何に活用されましたか?

開発に必要な材料や評価用の加速度センサーなどのセンサー類、それからシミュレーションをするためのソフトウェアの購入費に活用いたしました。

補助事業について、今後の展望をお聞かせください。

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「G-Zero」の台座部分

補助事業で開発したG-Zeroを会社の一つの大きな柱にしていきたいです。そのためには、既存のお客様だけではなく海外も含めた多くの企業様にアピールしていかなくてはなりません。その一環で、英語用のパンフレットの製作も始めました。

また、このG-Zeroは価格的には決して安くない製品ですので、ご連絡いただいたらすぐ納品というわけにはいきません。予算申請なども含めますと、実際にお買い上げいただくまでに数年かかることもあります。最初は時間と経費をかけて、しっかりと製品の魅力を伝えていくことに力を注いでいきたいと考えております。

本展示会ではどんなことを期待していますか?

センシングに敏感なセンサーメーカー様や測定系の企業様とお話ししたいです。それから逆に、業務中の振動や騒音で悩んでいる企業様にも、ぜひ弊社製品の魅力を知ってもらえればと思います。

企業プロフィール

出展者名
ヘルツ株式会社
創業年月
1979年9月
代表者
安田 悦郎
本社所在地
〒221-0052 神奈川県横浜市神奈川区栄町3番地4 パシフィックマークス横浜イースト7階
TEL/ FAX
045-450-2211/045-450-2221
Webサイト
http://www.herz-f.co.jp/
資本金
7,000万円
従業員数
7名
取扱製品
パッシブ型防振(除振)システム、アクティブ型防振(除振)システムなど多数の製品

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