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被災地向け瓦リサイクルプラント並びに瓦リサイクル破砕機システムと瓦チップテコラ

株式会社亀山(長野県・上田市)
工場長 亀山照彦

災害時に問題となる瓦の処理

瓦チップテコラ

─補助事業の成果である製品・サービス・技術等について教えてください。

弊社は、被災地向け瓦リサイクルプラント並びに瓦リサイクル破砕機システムと、瓦の特性を活かした産地・色・成分・粒度分別による商品「瓦チップテコラ」を開発しました。

東日本大震災が起きたとき、多くの家が倒壊しました。問題となったのが屋根の瓦の廃棄です。弊社では、大型の瓦リサイクルプラントを現地に持って行って、瓦を処理することになりました。

瓦リサイクルプラントとは、瓦を破砕してスクリューコンベアで表面を削り不純物を取り除き用途別に分別する機械です。なぜ、現地に持って行ったのか、瓦を回収し、戻ってから処理すればいいじゃないかとお考えだと思います。実は瓦を移動させてしまうと収集運搬となり、法律的に問題になります。その場所で瓦を再利用することが求められました。

しかし、現地は瓦礫の山で作業の場所もなかなか確保できません。しかも、大型の瓦リサイクルプラントは4トン車で3~4回に分けないと運べません。もっと小型な瓦リサイクルプラントが必要だと痛感したことで、4トン車1台の荷台に収まる機械を開発しようと考えました。

また、瓦には産地ごとにさまざまな種類があります。
(例1)新潟県中越沖地震
長岡から出た廃瓦は、能登瓦、加茂瓦、小松瓦、安田瓦、三州瓦など
(例2)東日本大震災
茨城県から出た廃瓦は、地元の本いぶし瓦、埼玉県児玉の本いぶし瓦、三州瓦、藤岡瓦(赤)など
各地域によって生産地が異なります。

混ぜると再利用が難しくなりますし、破砕した後に分別するのは不可能です。そのため破砕前に産地別に分けて破砕をしなければいけません。あと、従来の破砕では減量目的のため、鋭利なカドが立ち、埋め立て処分に活用方法が限られていました。鋭利なカドを取り除き、手で触れても危険性の少ない加工をすることで、活用の可能性を広げられると考えました。

瓦は一度、焼いているため、また固めるということはできません。しかし、普通の砂に比べて水はけが良く、流れにくいという性質があります。そのため、陸上競技場やドッグラン、ガーデニング、駐車場などに活用することができます。
瓦リサイクル破砕機システムは、瓦を効率よく破砕するための機械です。また、再利用しやすくした瓦を「瓦チップテコラ」とネーミングして販売することにしました。名称には「瓦チップ」や「瓦くず」という案もありましたが、イタリア語の焼き物のテコラッタから命名しました。瓦は産地によって色が違います。それを組み合わせることで模様を描くこともできます。
ものづくり補助金で瓦の耐久実験をする機械などを購入しました。

─それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

災害があったとき、廃棄しなければいけない瓦を再利用することができます。陸上競技場やドッグラン、ガーデニング、駐車場以外にも用途はたくさんあります。例えば、被災地の道路の補修にも使えます。新潟県中越地震のときは、桜の木の土壌改良に活用されました。

作業の風景

─競合と比べて優位性は何でしょうか?

弊社以外に同様の取り組みをしているところはありません。破砕機を作るメーカーはありますが、リサイクルして販売するところまでは行っていません。難しいのはそこの売り方です。また、通常、産業廃棄物を処理する会社は埋め立てに持って行きます。再利用にはあまり取り組んでいません。また、弊社は破砕機の刃の部分に特許を取っています。

行政・自治体に取り組みを知っていただきたい

─どのような使用シーンをお考えですか?

廃棄するしかなかった瓦を再利用して多くの方に使っていただきたいと思います。日本は資源不足と言いながら無駄にしているものは多いと思います。

─どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

「瓦チップテコラ」は、大分県にあるCOMICO ART MUSEUM YUFUINや、新潟県にある陸上競技場、馬の練習場にも使われています。サイズはいくつかあり、用途によって使いわけができます。細かいものは壁材としても使えますし、鳩のダイエット食材にもなります。

作業の風景

─どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

まずは、行政・自治体に弊社が取り組んでいる内容を知っていただきたいと思います。災害はいつ、どこで起こるかわかりません。何かが起きて家が倒壊し、瓦の処分に困ったときは、弊社に連絡していただきたいと思います。

また、被災地向け瓦リサイクルプラント並びに瓦リサイクル破砕機システムはまだまだ宣伝不足です。販売を助けていただける方とマッチングしたいと考えています。

作業の風景

─今後の展望を教えてください。

日本家屋は少なくなっており、瓦の生産量も減っています。しかし、瓦はもともとヨーロッパで生まれ、中国に渡って日本に来ました。日本は瓦に関して後発の文化です。瓦には可能性があるので、ゆくゆくは海外展開もしたいと考えています。

また、「瓦チップテコラ」は年間で約1500トンは生産することができます。これの販売も安定的にできればと思います。また、地域で出た瓦を「瓦チップテコラ」にして、その地域のオリジナル品として販売することもあり得ると思います。その方法も教えていきたいと考えています。

瓦を想い出として再利用する

─御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

弊社の創業は明治13年です。現在の社長が4代目になります。

会社はもともと、瓦を焼くところから始まりました。長野県にある、松葉で瓦を焼く技法を使っていたのですが、松葉の煙が公害問題になることから瓦を焼くことは止めてしまいました。そこから今の事業になって行きましたが、瓦に関わることだけは続けてきました。

私は社長の息子で、20歳から工場長を務めています。ゆくゆくは5代目として後を継ぐことになると思いますが、瓦はまだまだ奥が深く、勉強しなければいけないことがたくさんあります。今後は地球環境への貢献に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

瓦が再利用されずに廃棄されることにもったいないと思いました。また、震災で自分が住んでいた家がなくなるのは痛ましいことです。千葉県では、台風で被害を受けた家の瓦を再利用して街の道路に利用しました。

ある何代も続いている家屋では、古くなったのでリフォームするとき、全てをなくしてしまうのではなく、思い出として何かを残したいというので、瓦を砕いて庭に敷くのをお手伝いしたことがあります。瓦は水はけも良いですし、雰囲気もガラリと変わり、喜んでいただけました。

それに瓦を処分するのに費用もかかります。ならば再利用する方が得策です。

出展情報

Data

出展物の業種
環境・建設・エネルギー
補助事業実施年度
平成27年度
補助事業計画名
被災地向け瓦リサイクルプラントの開発と瓦の特性を活かした産地・色・成分・粒度分別による商品開発

企業プロフィール

Profile

社名
株式会社亀山
創業年月
明治13年4月
代表者
亀山照一
本社所在地
〒386-1104 長野県上田市福田387-2
TEL/FAX
0268-22-5407/0268-25-2686
ホームページ
https://kameyamas.com
資本金
1,000万円
従業員数
-
取扱製品
三州登記屋根工事一式請負/社寺仏閣屋根工事一式請負/瓦破砕機製造販売/産業廃棄物処分場/瓦チップ資材販売

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