荷崩れ防止用接着剤「トキワノールNS」シリーズ

常盤化学工業株式会社(東京都・品川区)
代表取締役社長 石塚大悟

段ボール箱やクラフト袋の荷崩れ防止用接着剤

トキワノールNSの使用効果

─補助事業の成果である製品・サービス・技術等について教えてください。

弊社では、荷崩れ防止用接着剤「トキワノールNS」シリーズを開発しました。これは、段ボール箱やクラフト袋の荷崩れ防止用接着剤です。

段ボール箱やクラフト袋をパレットに積んで出荷する際、荷崩れを起こす可能性があります。その対策として積んだ後に外からストレッチフィルムを巻いたり、接着剤のホットメルトを箱に塗って固定したりすることが多くあります。段ボール箱やクラフト袋の荷崩れ防止対策というと、ストレッチフィルムやホットメルトがありますが、それぞれ一長一短があります。「トキワノールNS」シリーズは、それらの短所に対応できる新たな方法としてご提案しています。

ものづくり補助金は、原料を投入して接着剤を生成する製造機械の購入に当てさせていただきました。

─それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

特徴として、一定の接着強度で荷崩れを防止しつつ、荷ほどきの際は簡単にバラすことができること、および水性のため他の製品に比べて環境負荷が少ないことが挙げられます。また、段ボール箱やクラフト袋にダメージを与えることがありませんし、「トキワノールNS」を塗ったことで破れるとか、印刷が消えるといったことはなく、跡もほとんど残りません。使用後の段ボール箱やクラフト袋は問題なくリサイクル可能です。それにゴミも出ません。

─競合と比べて優位性は何でしょうか?

ストレッチフィルムやホットメルトと比べると、弊社の製品はランニングコストが安いことが優位性だと考えています。また、弊社は全国に販売拠点が3か所あるので、全国対応可能で迅速に製品をお届けすることができます。

出荷前のラインを担当されている部門の方とマッチングしたい

─どのような使用シーンをお考えですか?

輸送時での使用が多いですが、保管時にもお使いいただけます。

「トキワノールNS」のプロトタイプを作ったのは随分と前のことですが、懇意にさせていただいている大手企業のお客様に試験的に使っていただいたことがあります。在庫品の入った段ボール箱に「トキワノールNS」を塗って倉庫の片隅に積んでおいたところ、2011年に東日本大震災が起きました。地震で多くの段ボール箱が崩れたのですが、「トキワノールNS」を塗った段ボール箱だけは無事だったそうです。崩れて壊れた商品は売り物にならず、多額の損失が出たそうですが、一部だけでも助かって良かったと喜んでいただけました。

保管環境にもよりますが、高温多湿など過酷な環境でなければ、荷崩れ防止効果は長く持続します。

─どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

メーカーの出荷や製造ラインの最後で使っていただくのが1番、相性が良いと思っています。弊社は食品や飲料関係のお客様が多いので、そのようなお客様にご提案しています。

とはいえ、業界は関係ありません。段ボール箱やクラフト袋をパレタイズして出荷されている企業様であれば、たとえばパソコンのような精密機器メーカー様など、私たちのよく知らない業界にも展開していきたいと思っています。

─どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

メーカーの出荷前のラインを担当されている部門の方とマッチングしたいと考えています。もちろん担当部門は会社によってまちまちです。工場の倉庫部門とお話することもあれば、資材部門の場合もあります。

「トキワノールNS」は環境に対する負荷が少ない製品です。業種・業界を問わず、地球環境問題に関心の高い企業に導入していただきたいと考えています。

自社向上

─今後の展望を教えてください。

可能性がある製品だと考えていますが、知名度が低いため、売上的には多くはありません。

「トキワノールNS」はシリーズと銘打っている通り、接着タイプは強度違いが4種類、それと防滑タイプが1種類の合計5種類あります。お客様の用途をお聞きし、差し支えなければ現場を拝見し、箱のサンプルをお借りして弊社でテストをしてからご提案しています。運用前にもお客様のラインに「トキワノールNS」を噴きつけるためのデモ機を入れてテストをし、上手くいけば採用いただくという流れを取っています。

また、機械は弊社が提携している機械メーカーが数社ありますので、一緒にご提案させていただいています。

環境に配慮しながらランニングコストが抑えられる

社員インタビュー

─御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

弊社は1946年に創業し、1947年に法人化しました。糊からスタートし、工業用の糊が成長の切っ掛けとなったことで、工業用一筋で今日に至ります。工業用といってもさまざまな用途があり、それらニーズにお応えするため、いろいろな製品を開発しています。

その中でも弊社の主力商品は、「自動ラベル用糊」です。接着対象に合わせて多くの製品ラインナップをご用意しています。たとえば、通常の接着タイプのほか、しっかり接着しつつも簡単に剥がすことのできる易剥離タイプなど、分別やリサイクルをしやすくする環境配慮型の糊もあります。

また、2021年には水系の1液コンタクト型接着剤「バンダーA」シリーズの販売を開始しました。こちらも水系であり、中国のVOC規制(GB規格)にも適合した環境負荷の少ない接着剤です。従来の溶剤型接着剤をご使用のお客様にぜひご検討いただきたい製品です。

接着剤事業のほか、1975年には工業用洗浄剤・表面処理剤の分野にも参入し、「バンライズ」というブランドで製品展開しております。機械・金属関係のお客様を中心に、多くのお客様にご愛用いただいています。

弊社は中小企業ですが営業拠点も生産拠点もあるので、全国対応が可能です。また、専任の研究開発部門も持っています。お客様の専用品の開発や、製品のカスタマイズも可能です。

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

弊社では技術力、開発力が強みです。また、作業員の健康や環境を守り、地球環境に優しい製品づくりを目標としています。

また、お客様の実状を把握して提案することをポリシーとしています。品番を指定いただければお届けしますというのではなく、お客様に適した製品をご提案します。

現在、弊社ではSDGsの観点からも荷崩れ防止用接着剤「トキワノールNS」シリーズの展開に力を入れています。環境に配慮しながらランニングコストが抑えられる製品なので、お客様のお役に立てると思っています。

出展情報

Data

出展物の業種
化学・繊維・紙
補助事業実施年度
令和元年度・令和2年度
補助事業計画名
荷崩れ防止用接着剤「トキワノールNS」シリーズ

企業プロフィール

Profile

社名
常盤化学工業株式会社
創業年月
昭和21年2月
代表者
石塚大悟
本社所在地
〒140-0011 東京都品川区東大井6丁目14番2号
TEL/FAX
03-3762-5516/03-3762-3755
ホームページ
https://www.tokiwa-kagaku.co.jp
資本金
4,800万円
従業員数
39名
取扱製品
工業用接着剤・表面処理剤の製造販売及び関連資材機器の販売

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