毛細血管で健康度を測るための
新型血流スコープと血流解析ソフト

株式会社徳(東京都・台東区)
代表取締役 河越景史

毛細血管の血流の流れの状態を、簡単に見ることができる

TOKU Capillaro (キャピラロ)

─補助事業の成果である製品・サービス・技術等について教えてください。

毛細血管で健康度を測るための新型血流スコープと血流解析ソフトを開発しました。製品名は「TOKU Capillaro (キャピラロ)」です。

血流スコープは小型でコンパクトです。特徴は、毛細血管の血流の流れの状態を、血流スコープを当てるだけで簡単に見ることができることです。医療機器ではないですが、医療や美容、健康系などさまざまなシチュエーションで活用できます。

血流スコープの開発を進めて行くなか、血流解析ソフトが重要な役割を果たすため、その開発のための費用をものづくり補助金から支援していただきました。

血流スコープで観察する多くは指先です。利き腕と逆の薬指がもっと使われない場所なので、内面からの毛細血管の形状が現れやすく、観察ポイントになっています。血流を見ることで例えば、冷え性の方なら末梢のところの血液の流れが滞っているのが把握できます。また、中性脂肪やコルステロール値が高い方は血管が太く、蛇行するような血管が増えているのが見えます。櫛状に綺麗に伸びる良好な血管の方は約20人に1人しかおらず、その他の方は何かしらの生活習慣が良くないことが推察されます。このように毛細血管を見ることで、疲労度や睡眠不足等の傾向が分かります。また、肌のターンオーバーの周期傾向やむくみがあるかないか、そういう状態が推察できます。さらに、ゴースト血管があると身体の隅々まで酸素や栄養素が行き届きづらくなり、新陳代謝が落ちていることが考えられます。

弊社では新型血流スコープと血流解析ソフトと、これらを活用するコンサルティングをパッケージ化したサービスを提供しています。

─それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

最も多く導入していただいているのは研究所です。臨床試験で使われています。例えば医療の現場の導入実績として東京大学に4カ所、他にも京都大学や筑波大学などに導入されており、さまざまな分野で活用していただいています。例えば、大きな事例として強皮症という病気の診断のために活用されています。また、熱傷の深度判定にも使われています。手術後に血流がちゃんと循環しているかを見ることにも使われています。

美容面では資生堂、P&G、ポーラ、花王などの研究所と、さまざまな企業の顧客カウンセリングのツールとしても使っていただいています。

健康分野ではトヨタやパナソニックの健康保険組合で社員の健康促進の動機付けとして、スギ薬局、ココカラファインでは健康イベントで使っていただいています。

毛細血管の血流

─競合と比べて優位性は何でしょうか?

類似商品はたくさんあり、安価なものだと5万円からあります。しかし、皮膚が厚い方や、老廃物が多い方は血管が見えづらいという欠点があります。しかし、「TOKU Capillaro」だとそういう方でも鮮明に見ることができます。また、従来品は大型で使いづらいという問題もありました。

「TOKU Capillaro」ではレンズ設計にこだわっています。通常、研究所では1000~2000万円もする高価なマイクロスコープが使われています。しかし、それでも毛細血管はぼんやりと見える程度です。「TOKU Capillaro」は、毛細血管の血流を鮮明に見ることに特化した製品です。

性能、サイズとも世界トップレベルだと自負しています。アカデミックな大学や研究所関係に導入していただいていることがその証だと言えます。

血管・血流に関する研究所や企業とマッチングしたい

温感蒸散度計

─どのような使用シーンをお考えですか?

変わったところでは、人間工学的なところで、運動方法や施術で血流はどう変わるかや、大手ガス会社では床暖房と普通の空調で末梢血管に与える違いを見ることにも使われています。サプリや健康食品、マッサージ、治療器の開発現場でも使われています。また、機能性の高い衣服を作るため、着ることで血流がどうなるかを調べたり、血流の良い素材を調べたりすることなどにも使われています。

通常、血流はレーザードップラーという機械で測るのですが、それでは1mm×1mmの血流量しか測れないため、変化があまり見れません。毛細血管は1000分の7mm、7ミクロンの世界です。「TOKU Capillaro」ではそんな微妙な変化を見ることが可能です。

─どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

広く活用していただくという意味では、販促関係でも使っていただきたいと考えています。

例えば血行を良くするパジャマや磁気ネックレス、サプリメントなどを販売するときに、本当に血行が良くなったかを証明する、エビデンスのために活用していただいています。また、化粧品などでは前腕内側でパッチテストを行いますが、炭酸の泡を1分くらい当てると泡の部分の皮膚が赤くなります。そこの血流を見せるような販売促進のツールとしても使われています。同様にマッサージをすると頭皮の血管が大きく良くなることを見せてPRする育毛剤の販促でも使われています。

あと、ヘッドスパサロンのような施設、クリニックでも使っていただいています。テレビのコマーシャルで、血流を見せて「こんなに血流に変化が」と言っていることがありますが、そのイメージです。

血流の測定

─どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

血管に関する研究をされている研究所や血流に関する商品やサービスを扱っている企業とマッチングしたいと考えています。幅広い用途で使えるので、研究施設はもちろん、販売代理店、サロン、美容院、ヘッドスパなどにも置いて欲しいと思います。

出展を決めたのは認知度が足りないからです。大学や研究室でもまだ、存在を知らないところは多いのが現状で、知っていただく機会をどう作るかが課題です。販促活動のコンサルティング的ノウハウも沢山あるので、お声を掛けて欲しいと思います。

─今後の展望を教えてください。

ソフトのバージョンアップは続けて行います。とはいえ、今の形が完成形です。今後はオプションを付けるとか、細かい改良に着手することになると思います。

また、最近ではペット関係にも着目しています。歳を取った犬や猫は血行が悪くなります。血行を見るために「TOKU Capillaro」は有効です。ペット産業は今後、伸びて行くと考えられているので、そのような分野にも活用できるように取り組みたいと考えています。

「毛細血管を科学する」ことの可能性

TOKU Capillaroの説明

─御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

弊社は「毛細血管を科学する」ことに特化した会社です。「TOKU Capillaro」の開発・販売とNPO法人毛細血管研究所の解析業務の窓口も担当しています。また、「TOKU Capillaro」を活用しての販売促進のアドバイスも行っています。毛細血管というニッチな世界ですが、さらに深堀していきたいと考えています。

もともと健康系に関わっていたことで毛細血管に興味を持ちました。血管の95~99%が毛細血管です。太い血管は毛細血管に血液を送るホースの役割しかありません。毛細血管が最も重要と考えるドクターも多いです。身体に1500億本ある毛細血管をつなげると10万キロ、地球2周半になります。しかし、毛細血管と症状との連動性などはまだまだ未知の領域です。今まであまり研究がされてこなかった毛細血管を探求し、機械やソフトを開発しノウハウとエビデンスを活用する活動に18年間を費やしてきました。

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

やはり、多くの方に健康になっていただきたいという想いがあります。未病の方は約6割いますが、そういった方はより健康になっていただきたい。また、「TOKU Capillaro」を医療の現場で活用していただくことで医療の発展に寄与したいと考え、研究員や医師の方々のサポートをさせていただきたいと思っています。

今後は「毛細血管を科学する」ことの知名度を上げるよう努力します。世の中の役に立つ領域なので、それをより深めていくことを続けたいと思います。可能性は大きいと思っています。

出展情報

Data

出展物の業種
医療・生活・ヘルスケア
補助事業実施年度
平成29年度
補助事業計画名
毛細血管で健康度を測るための血流スコープと画像解析ソフトの開発

企業プロフィール

Profile

社名
株式会社德
創業年月
平成7年4月
代表者
河越景史
本社所在地
〒111-0022 東京都台東区清川1-7-6
TEL/FAX
03-6802-0655/03-6802-0545
ホームページ
https://toku-inc.co.jp
資本金
2,100万円
従業員数
5名
取扱製品
血流スコープTOKU Capillaro及び関連ソフト

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