女性座談会登壇者インタビュー 「東海光学株式会社 金川 幸子」(愛知県)

「レンズ業界に新しい風を起こしたくて、
精鋭女性社員を集めたチーム『女子開』を発足しました」

東海光学株式会社 『女子開』統括リーダー 金川 幸子さん

企業プロフィール

東海光学株式会社は、眼鏡レンズの開発や様々な製品のコーティングを行っている会社です。眼鏡事業ではブルーライトカットレンズや眼疾患を持っている方向けのレンズなど、様々な機能を持ったレンズを開発。眼鏡レンズを「物をよく見るためだけのもの」ではなく、美や健康、脳科学などの多角的な視点から研究しています。

「女子開」を発足できたのも、弊社だからこそだと考えています

―入社されてからこれまでどのような仕事をされてきましたか?

弊社には30年以上前に入社し、最初は窓口業務を担当しておりました。当時は結婚したら会社を辞めるのが当たり前で、かつ女性が多い部署でしたので、自動的に入社4年程で役職に就くことなりました。そこで統率力を勉強しながら仕事をしていくうちに、この部署でできることには限界があるのかもしれない、と考え始めました。そこで、未知の分野に進みたいと上司に相談したところ、営業部に配属してもらえることになったんです。当時は世の中的にも、女性の営業が少ない時代でしたので、今でもよく異動できたなと思っています。営業は会社の看板である、ということを意識しながら多くのことを学び、毎日とても充実していました。営業を続けるうちに、「女性の視点を持ったレンズを開発すれば、レンズ業界に新しい風を吹かせることができるのではないか」と考え始めました。そこで女性社員5人で相談し、女性チームを立ち上げることにしました。それが、各部門の精鋭女性社員10人を集めた女性チーム『女子開』です。

―今携わっている仕事の内容とやりがいを教えていただけますか?

現在も『女子開』で営業をしております。女性視点と言っても様々だと思いますが、例えば女性がメイクをする際には、自分に似合う色、つまりパーソナルカラーを気にされるじゃないですか。しかし、眼鏡もメイクと同じように顔につけるもののはずなのに、眼鏡レンズのカラーに気を遣うという考え方をしている人はいなかったんです。そこで私たちは、パーソナルカラーアドバイザーの資格を取得し、美白効果があるレンズや、肌のハリ・ツヤをアップさせるレンズを開発いたしました。ただ、特に男性がオーナーの場合は、理解を得るのが難しいこともあります。そこで、パーソナルカラーアドバイザーの資格を利用し、店舗などのイベントでお客様にアドバイスをしながら眼鏡をコーディネートすることで、理解をいただこうと考えました。現在もアドバイザー7人で年間250回程のイベントやセミナーを行っております。やりがいは、未知の世界に飛び込んでいく度に感じます。例えば、カラーは今や科学的な研究がされている分野なので、研究者の方々とお話しする機会も多いのですが、お話しする度に新しい知識を得ることができるので、とてもワクワクします。その知識がきっかけで壁を乗り越えた瞬間は、非常にやりがいを感じますね。

―あなたから見た御社の良いところは何ですか?

入社してから司法書士の資格を取得し、二足のわらじを履いております。両立するのは大変なところもありますが、会社の理解があるおかげで続けられているんだと思います。「様々なことに挑戦する」という弊社の方針もあり、新しいことを始めやすいのは非常にありがたいですね。「女子開」を発足できたのも、弊社だからこそだと考えています。理解だけに留まらず、後押しをしてくれる点は一番の魅力です。

金川さんが最近気になっていること

どうしてもプライベートで気になっていることも、仕事につながってしまうのですが。弊社は眼鏡レンズメーカーですが、眼鏡はレンズだけでなくフレームも重要な要素なので、「女子開」では眼鏡そのものの開発を行っています。現在製品ラインナップは8種類あるのですが、カラーの観点からだけなく美と健康という観点からも製品開発をしているんですね。最近は体の中から健康になる、美しくなるための製品開発に力を入れておりまして、現在1商品作り上げました。着目したのは「光」です。例えば黄疸の患者さんに緑色の光をあてることで症状を緩和させるなど、光は医療分野でも注目を集めています。光が健康や肌に与える影響に今はとても興味がありますね。

金川は弊社の中でもずば抜けた存在です

―金川さんのお仕事ぶりはいかがですか?

お話を伺った方:管理部 長谷さん

私自身、一緒に仕事をしていたこともありますが、金川は本当にすごい人ですね。もともと私が営業を始めた頃には既に活躍していたので、女性の営業の中でも先駆けの存在だと思います。金川に憧れて「営業になりたい」と採用試験にくる方もいるぐらいです。「女子開」を作ったときも、部門ごとの縦の組織ではなく、横の組織を意識したチーム編成にしていました。今でこそそのようなブランディングをしている企業もありますが、当時は先駆けだったんです。弊社の中でもずば抜けた存在だと思います。

―女性という観点から見た御社の特徴はなんですか?

弊社は製造業の中では女性社員が多い方ではないかと思います。新卒の場合ですと採用率は今では男女半々、女性の方が多い年もあります。女性が多い理由としては、愛知県には自動車関係の製造業が多いという点があげられます。どうしても油を使う工程が多かったり、重いもの扱うことが多かったり、あまり女性には向かないことが多いですよね。その点、弊社で取り扱っている眼鏡レンズは重さはお箸くらいですし、空調が完備された環境で作業をすることができますので、男性と女性で内容に差が出ないことが大きいのではないでしょうか。昔は結婚や出産を機に辞める人も多かったのですが、現在は育休や産休、短時間勤務などの支援をしっかりと行っておりますので、定着率も上がっています。常に誰かしらそのような支援を受けている状況なので、必要になった際に申請しやすいといった環境もあると考えています。

―女性だからこそ担えている役割はありますか?

弊社は男女をわけて考える風土がないので、あまり意識したことはありませんが、現在役員や管理者に女性はおりません。ただ、そういった役職にも女性ならではの観点は必要だと考えておりますので、キャリアを積むための用意を確実に進めています。産休や育休等の支援で「TOKAI育児応援プログラム」という独自の制度を用意しているので、これからも子育てと両立しながら、無理なくキャリアを積み、自然発生的に多くの女性ロールモデルが生まれてくれればと考えております。

金川幸子さんは、12月6日(水) 15:00~16:20の
特別企画「ものづくり・サービス 女性座談会」に登壇します。
こちらから事前予約が可能です。

http://www.shin-monodukuri-shin-service.jp/seminar/josei_t/

企業情報

企業名 東海光学株式会社
代表者 代表取締役社長 古澤 宏和
所在地 〒444-2192 愛知県岡崎市恵田町下田5番地26
TEL/FAX番号 0564-27-3000/0564-27-3003
主要事業 眼鏡事業、光機能事業、遮光眼鏡
ホームページ http://www.tokaiopt.co.jp/

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