注目の出展企業 「 株式会社オオハシ」(神奈川県)

「培った電線被覆材リサイクルノウハウを活かした製品開発」

株式会社オオハシ 代表取締役 塩野 武男

企業プロフィール

会場
東京
ブース番号
135
業種
プラスチック製品製造業(別掲を除く)
所在地
【本社事務所】
 〒230-0061
 横浜市鶴見区佃野町10-1
 タクトホーム鶴見ビル2F
【鹿沼工場】
 〒322-0026
 栃木県鹿沼市茂呂1858-89
【西沢工場】
 〒322-0344
 栃木県鹿沼市西沢町2031

電線被覆材のリサイクルに取り組んで46年

― 力を入れている事業分野や製品についてお聞かせください。

電線解体に長年取り組んでおり、特に解体した被覆材のリサイクルに力を入れてきました。その中で、リサイクル原料を活用した最終製品を作るべく、誕生したのがプラスチック製軽量敷板『リピーボード』です。リピーボードの一番の強みは、耐候性の高さにあります。そもそもリサイクル原料である電線の被覆材は純度がとても高く、これを原料とした製品もリサイクル原料利用とはいえ、非常に高い品質を誇ります。しかも、リピーボードは廃棄される際に回収することで、再びリサイクル原料となります。廃電線被覆材のリサイクルから始めて、自社内でのリサイクルに至る。こちらが評価され、環境への配慮度の高さから、エコマークアワード2015の銀賞も受賞しました。
ただ、電線の被覆材という原料自体が減ってきています。そのため、現在は他の高純度かつ多量に出回る廃材として、パイプ廃材に目をつけ、電線被覆材同様にリサイクル原料に活用しています。

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― 技術力を高めるために力を入れていることはありますか?

リサイクル材は、売れれば売れるほどに原料不足が起きます。そのため、電線に使用されている架橋ポリエチレンという非常に耐熱性が高い素材を、ポリエチレンに戻して原料とする技術を開発しようと考えました。その開発のために経済産業省の補助金に申し込み、今年7月に採択されました。この技術開発にも力を入れるため、設備投資を進める予定です。

― どのような企業様と協力関係を築けていけると思いますか?

色々あると思います。先程の技術開発が上手くいき、原材料を安くご提供できるようになれば、大手さんとも事業提携できるようになると考えますし。主に電線の保護材などに使っていける原料にしていきたいです。原材料費も品質を保ったまま安くなりますので、中国製品に勝てるよう、価格を抑えつつ高品質な製品が作れるような原料を提供できると考えています。

― 特徴的な企業風土は何かありますか?

やはり、『リサイクル』ですね。電線は、昔は銅が入っていたので、かなりの価値がありました。それに合わせて、捨てられていた被覆材も再利用して世の中に戻していきましょう、と創業者が考えたのが当社の始まりです。当初はあまり売れませんでしたが、オイルショックの際に再生材というものが見直され、飛ぶように売れました。それをずっと現在も引き継いでいます。

環境大臣賞を獲得するくらいエコ分野の先進的な企業を目指す

リピーボード斜めカット

― 今回は『リピーボード』と『U字路』の2つの製品をご出展されるそうですが、製品の特徴や独自性はどういったものがありますか?

『リピーボード』はリサイクルに次ぐリサイクルができます。それと同時に、新品の材料を使った企業製品とも戦えるくらい、純度が高いです。原材料の使えるところを抽出し、他の原料と厳密な成分比で組み合わせることで、品質を高めています。それらの点が強みですね。
『U字路』も同じく再生材を使用していますが、こちらは硬くするためにポリエチレンとポリプロピレンを混ぜています。配合を変えれば様々なお客様の用途に合わせて作り変えることもできます。そのために色々なご意見を伺いたいですね。

― 主にどういった企業様に使われていますか?

土木現場や農業のビニールハウス、仮設駐車場で主に使われていますね。これを更に燃えにくい素材に改良し、室内でも使えるようにしようとしています。また、雪国の駐車場の敷地内の雪を解かせる敷板の開発を、雪国のヒーティングメーカーと共同で開発を進めています。雪を解かすことが出来ても、耐久性が落ちてしまったら意味がないので、そこが難しいところですね。

― 技術力を高めるために力を入れていることはありますか?

私自身はもともと電線会社にいたので、電線に関する技術や知識があります。社内全体の技術力を高めるためには、この技術や知識を若いエンジニアに継承し、育てていかなければいけないなと感じています。電線に限らず、他の分野の様々な技術も取り入れたいですね。

― どのような技術を持っている企業様と組みたいと思いますか?

先程の融雪できる敷板、我々はヒートボードと呼んでいますが、それに関連して融雪システムが組める企業さんとは、組めるといいなと考えています。また、いま弊社が販売しているものは将来的に競争が激しくなると思うので、付加価値を追い求めていきたいですね。具体的には、ポリエチレンに対して難燃、導電、抗菌など様々な機能を持った原料を組み合わせ、別の用途にも使用できる素材を開発し、製品化できればと考えています。

― 素材部分に力を入れていらっしゃいますが、その先のことは何かお考えですか?

その先は、設備の問題があるので、まだあまり考えられていません。ですから、現在は補助金が採択された架橋ポリエチレンの原料化に力を注ぐ形ですね。環境大臣賞を獲得するくらい、エコ分野において先進的な企業になっていきたいです。また今後、地方自治体でも弊社の商品をご利用いただきたいと考えています。そのために、グリーン購入法に則り、グリーン調達にご利用いただけるよう登録もしましたので、ぜひご検討いただければと思います。

株式会社オオハシの主な製品および用途例

  • リピーボード
  • U字路
  • リピーボード用例(水陸両用車16t走行敷板)
  • リピーボード用例(工事現場敷板)
  • リピーボード用例(工事現場敷板)
  • リピーボード用例(工事防音対策敷板)
  • リピーボード用例(除染作業現場敷板)

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