注目の出展企業 「コムラ産業株式会社」(大阪府)

「オールジャンルのバネ製造で開発から製造まで携わる」

コムラ産業株式会社 取締役専務 小村 太郎

企業プロフィール

会場
大阪
ブース番号
384
業種
金属製品製造業
所在地
〒594-0022
大阪府和泉市黒鳥町三丁目1番61号

信頼関係と実績が作り上げた確かな職人技術への自負

― 主力製品についてお聞かせください。

現在主力にしているのは、押して力を反発させる押しバネと、引いて力が発生する引きバネ、そして建築金物などの分野に使われる線を様々な形に加工した線加工品です。バネ製造をしている企業は、押しバネだけや引きバネだけと、どれかに特化している企業様が多いのですが、当社はどんなバネでも作らせていただきます。メーカーの技術者さんや開発者さんとご相談させていただいて、一つのものを作り上げるということも多いですね。

― バネ製造を始めようと考えたきっかけはありますか?

当社の社長は、以前バネを作る機械メーカーの営業でした。製造機械を販売してる側でしたが、バネの技術力や職人技を目の当たりにしているうちにバネに魅せられていきまして。現在はコンピューターの制御で簡単にはなりましたが、やはりコンピューターで再現できる技術は75%まで。残りの25%の職人の手、つまり人の技術がないと100%のものは絶対に出来上がりません。そのバネの魅力を自分で再現して伝えたいという気持ち、それがきっかけです。

― 御社で製造されているバネの強みはどういったところにありますか?

やはり申し上げたような、押しバネ引きバネ問わないオールジャンルという点です。また、現在当社では雑貨から精密な医療機器まで幅広くご注文いただいてます。車なら車だけなど、どこかの分野に特化されている企業様が多いですね。弊社の技術力としては、線の太さが細いものだと0.4mmから、太いものは4mmほどまで加工することができます。この幅の中のものでしたら、右に出る者がいないぐらいの職人技術を持っている自負があります。

― 技術力への自負の背景にはどのような点がありますか?

様々な分野で開発さんやメーカーさんとお話しして製品を作り上げた実績ですね。当社のアイデアにより始まった商品も多数ありますので。その実績が次のお話へとつながって、「こういうものを作れないか」というご提案をメーカーさんからいただくこともあります。そしてそこからまた新しい製品が始まる。そんな信頼関係と実績から次の仕事につながるのも非常に嬉しいことですね。

今後は開発から販売まで自社で行う製品を作りたい

― 職人の技術力を高める上で意識していることはありますか?

やはり教育ですね。当社の工場長は43歳と他のバネ屋さんと比べると若いのですが、当社で25年以上のキャリアがあります。25年前のバネの業界は現在ほど機械の技術が進んでいなかったので、昔ながらの手で綺麗にバネを巻いていた時代を知ってるのです。その職人技術と現在の発達した機械の技術を、この若さで知っているというのは大きいですね。そしてバネを製造するにあたり工場長が苦しんだことには社内で苦しまなくて済むため、悩む時間が非常に少ないです。

― 展示会ではどのようなバネ製品を出展されますか?

押しバネ、引きバネ、線加工品のサンプルを展示し、モニターで製造過程をご覧に入れる予定です。他のバネ屋さんと同じ製品でも、細部の作り方や傷のつき方など細かいところまで見ていただきたいので、手にとっていただけるように展示します。また、ものづくり補助金で導入した線加工機で製作した製品も持っていきます。こちらは1mm~2mmほどの線径のものを、どんな形にでも加工できるというものです。

― 今後どういった事業展開を考えていますか?

理想の段階ではありますが、開発から製造、販売まで自社で行う製品を作りたいです。当社で0から完成させてメーカーさんに納品して販売している製品はありますが、自社ブランドのものがまだないので。一番作りたいのは、世の中の奥様方が望んでいるような便利グッズですね。当社のパートさんに話を聞いたりして、試行錯誤しています。「こんな難しい部品を作りました!」というより、日常に直接関わるようなものを製作したいです。

― 展示会ではどういった企業様との縁を期待しますか?

今まで関わってこなかったような分野の企業様とお話ししたいです。以前、電気ストーブのメーカーさんとお話しさせていただいたことがあり、「こんなところにバネを使っているのか」と驚いたことがあります。また、これからバネを使える可能性もありますので、まだバネを使用していない企業様ともぜひコンタクトをとりたいです。「この部分はバネにできるのではないか」とご提案させていただければと考えています。

コムラ産業株式会社の工場風景

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