注目の出展企業 「香川シームレス株式会社」(香川県)

「大手企業に企画を採用された経験を持つ、
糸から編み上げるレッグウェアメーカー」

香川シームレス株式会社 代表取締役社長 金地 祐一郎

出展プロフィール

会場
大阪
業種
繊維・衣服等卸売業

企画から包装まで一貫したレッグウェアの製造を行う

―現在の事業内容をお聞かせください。

ストッキングやタイツなどのレッグウェアの製造・販売を行っております。弊社のレッグウェアは白い糸で編んでから、後で染める後染めの手法をとっている製品が多いのが特徴です。後染めも弊社で行っており、8~9割は後染めの手法で製造しています。全体の売上のうち7割がOEM生産、残り3割がいわゆる自社製品と言われる、1から弊社で企画をし、製品まで仕上げて販売をしている製品になります。どちらも原料の糸の状態から、レッグウェアを編み、染色し、包装するところまでを一貫して弊社で行っております。

―御社のレッグウェア製品の強みはどういったところでしょうか?

正直「ここが強い」、というところはないかもしれません。ただ、「何でもこなせる」という強みはあると思います。100円ショップから百貨店に至るまで、様々な流通経路を持っており、その価格帯に合わせた製品作りをすることができます。また、ただお洒落だったり履きやすかったりするだけでなく、例えばレッグケアが出来るなどの付加価値をつけることで、差別化を図っていこうとしています。

後は、自社製品を扱っているところも強みだと考えています。自ら企画・開発をすることによって、OEM生産やODM生産のお話の際に、弊社の方からご提案することも増えてきました。以前は、ある企画をご提案したらそのまま大手企業様に採用いただいたこともあります。OEMやODMを考えているのであれば、かなりお力になれるのではないでしょうか。

レッグウェア業界は、成熟産業と言われています。各社競争はしつつも、結構似たり寄ったりのものが出来上がってきてしまうのです。その中でも、例えば足が細く見えるストッキングですとか、ふくよかな方に非常にマッチした製品ですとか、細かい部分にはなりますが他ではやっていない製品作りをしていきたいです。

国内のトレンドを捉えながら、インバウンド向けの販売強化も視野に

―ものづくり補助金はどの部分に利用されましたか?

非常に簡単に編み方などを調整できる編み機の導入に利用いたしました。以前は製品を新しく作る際には、アナログ式、つまりネジを回したり緩めたりして調節していたんですね。導入した編み機はコンピュータ制御になっていまして、データを入力することでアナログ的な手間がなく新しい製品を作ることができるようになったのです。作業の時間が短縮でき、生産効率がかなり上がりました。以前は試作を作る際もアナログ的な作業を経ていたので、かなり効率的になりましたね。

―現在はレッグウェアのみの生産なのでしょうか?

実は現在、その機械を利用して特殊な素材を利用したアームカバーの研究・開発を行っています。「クールセンサー」という涼感のある素材を使用することで、快適につけることができるアームカバーです。まだ研究の段階なのでお見せできるかはわかりませんが、このような付加価値のある製品は積極的に開発していきたいですね。

―今後は製品をどのように展開していこうと考えていますか?

現在は海外製の安い製品がどんどん入ってきていますし、今後も流れとしてはますます強くなるのではないかと思っています。安い製品に対抗すべく、日本製ならではのクオリティの高い製品や、付加価値のある製品を作ることで、世界に通用するようにしていきたいです。

ここ数年では、インバウンドの流れもあり、海外とのお取引も非常に増えてきています。品質に関しては海外の方の方が注目してくださることが多いのです。これからは海外のニーズを捉え、グローバルな展開をしていきたいですね。そして海外での評価を足がかりとして、国内でもより多くのお客様にお手に取っていただけるようになれば、と考えています。

―今後の事業展開をお聞かせください。

グローバルな部分は先程申し上げたとおりですが、国内向けの事業としてはやはりアイデア商品を生み出して、一定のニーズを掴んでいきたいです。例えば、最近ガウチョパンツなどが流行ったこともあり、女性のパンツルックがトレンドになっているじゃないですか。とすると、パンストのような腰まであるようなストッキングは必要ないんですね。膝丈のストッキングで十分なんですが、なかなかコンビニなどでも売っていませんよね。その動きに応えよう、という動きはここ1年で出てきています。20年前ぐらいには生足ブームがきてどん底まで落ち込んだり、2010年頃からはパンプスなどを履いた際に使えるカバーソックスが流行ったり、レッグウェア業界はトレンドに左右される業界です。流行は捉えながら、これからも様々な製品開発を行っていきつつ、弊社で開発したアイデア商品でニーズを生み出すこともしていけたら、と考えています。

香川シームレス株式会社の主な製品や工場風景

企業プロフィール

企業名
香川シームレス株式会社
ものづくり補助金利用事業名
スタイル変更および生産を効率的に行うための編み機の導入
基本情報
創業年月 昭和40年12月
代表者 金地 祐一郎
本社所在地 〒762-8502 香川県丸亀市飯山町川原825-1
TEL/FAX番号 0877-98-2571/0877-98-2575
Webサイト http://www.k-seamless.co.jp/
資本金 6000万円
従業員数 238名
取扱製品 パンティーストッキング、タイツ等

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