注目の出展企業 「株式会社ハイタック」(静岡県)

「孔開けと外形加工で日本のものづくりに貢献」

株式会社ハイタック 代表取締役 稲田 博

企業プロフィール

会場
大阪
ブース番号
423
業種
金属製品製造業
所在地
〒 410-0874
静岡県沼津市松長443-1

機械の販売から始め、今後は孔開けと外形加工に注力

― 力を入れている事業分野や製品についてお聞かせください。

弊社は、以前は深孔加工用機械「ガンドリルマシン」の製造販売を主力としていましたが、現在は機械の製造販売で培った開発力を生かし、高精度な深孔受託加工を中心とした事業を行っています。孔加工というものは、深い孔を開けようとすればするほどずれやすくなるのですが、弊社では、例えば加工径8mm、深さ1mの孔を開けても0.05mmほどしかずれません。また、一般的な機械では、孔の深さの限界は加工径の50倍程度、つまり加工径1mmでは深さ50mmぐらいと言われていますが、弊社では先日、加工径1mmに対し深さ230mmの加工に成功しています。さらにここからの派生として、最近では、外形加工にも注力を始めました。優秀な技術者もおり、来年度以降は機械の製造・販売から、孔開け・外形加工への特化を進めていこうと考えております。最初から最後まで一貫して対応できる体制作りが、お客様にとってのコスト・納期面のメリットにもなりますので。

佐藤課長

「佐藤課長」

― 創業から現在まで、御社が一番力を入れていた部分はどういったところですか?

機械開発はもちろんのこと、人材開発にも力を入れてきました。技術が優秀であることはもちろん、ものづくりに対するこだわりが強く、他の企業様ではできないようなものを作ろうという姿勢を強く持った人材です。その人自身が持っている才能や固有の力を見出して、適材適所に配置したり地位を与えたりといった工夫をしてきました。誰をどう処遇するか、といった判断は迅速にできている考えています。すると自然と人が育ってくれましたね。
そもそも日本という国自体が、小さなもの・精密なもの・信頼のおけるもの、といったものづくりのこだわりがあると思いますが、弊社も新しい技術や時代のニーズを見極めながら、ものづくりのこだわりを実践するとの思いで取り組んでいます。

― 技術や時代のニーズを見極める上で意識していたことはありますか?

非常に難しいのですけれども、私自身ずっと会社や仕事のことしか考えていないんですね。その仕事漬けな私の考えと、社員の情熱ですね。それが基礎になったのでしょう。普通、商売だとお金のことを考えると思います。しかし、私はお金ではなくて、いかに他の企業様と違う製品を作るか、というところに注力しています。その結果、どんな人材や技術が欲しいかが見えてくることが多い。おそらく私も社員も、ものづくりが大好きで、その思いが仕事の姿勢に対しても現れているのだと感じます。

― 他の企業様と御社、ここが違うという点はありますか?

他の企業様には弊社よりもっと優秀な人材がいるかもしれません。私も含め弊社の人間が皆、特別優れている点ばかりということはないと思います。しかし、個々の技と思いを弊社のチームワークで合わせることで、よりよいものづくりができています。まだ歴史の浅い会社ですので、チームワークによる相乗効果を強く意識している面もあるのですが、結果として、私がいなくても会社を任せられるだろう社員も育ち、とても誇らしいですね。

こだわりを持ったものづくりで、今後は医療機器分野も

藤江課長

「藤江課長」

― チームワーク発揮の具体例はありますか?

例えば今日この場にいる、佐藤課長と藤江課長の協力関係ですね。佐藤課長は営業と孔開けを、藤江課長は製造全体を、それぞれ取りまとめてもらいながら、外形加工の機械導入や使用用途などを考えてもらっています。それぞれにこだわりを持ちつつ連携して仕事に取り組んでいます。

佐藤課長:私は弊社のような技術力を持って孔を開けられる環境にいることに対する、こだわりがあります。先程もお話にありましたが、やはりなかなか出来ることではないです。そしてこの技術力を対外的に打ち出せることが、こだわりであり強みだと思います。

藤江課長:私はどの製品に対してもより綺麗に、より精度高くというこだわりは持っています。やはり同じ値段であれば綺麗なものの方がいいに決まっていますから。また理想になりますが、「どれだけ早く形にできるか」という部分も常に考えています。

― 今後はどういった方向にさらに力を入れていこうと考えていますか?

創業から今までの8年は孔開けにこだわり、難削材と言える材料に対しても高精度に孔を開けられるようになりました。その中でお客様からよくいただくようになったご要望が『外形加工までやってくれませんか?』というものです。そこで、トータルで出来る、をまず第一に目指しています。そしてもう一つ。医療の需要が世の中的にどんどん高まっており、弊社に興味を抱いていただける医療分野の企業様も出てきましたので、医療器具・医療機器にも力を入れていきます。実は、日本の医療器具・機器は約10%ちょっとしか国内で製造されていないのです。『日本のものづくりはすごい』と言われているのだから、もっと国内製造は増えてしかるべきです。そこで弊社としても、来年稼動に向けて建設中の第二工場では、医療分野に力を入れる予定です。

― 今後、どういった企業様との出会いを期待しますか?

医療器具や機器の製販を行っている企業様ですね。そういう企業様と連携をとり、我々の孔開けや外形加工における力も使っていただいて、もっと日本の医療機器の生産を増やすことができればと考えています。

株式会社ハイタックの主な製品および工場風景

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