注目の出展企業 「株式会社フォルテ」(青森県)

「様々な付加価値を持つ
骨伝導ウェアラブル端末の開発・販売を行う」

株式会社フォルテ 代表取締役 葛西 純

出展プロフィール

会場
東京
業種
情報通信機械器具製造業

工事現場などでの使用を想定した骨伝導ウェアラブル端末を開発

―御社の主な事業内容についてお聞かせください。

骨伝導ウェアラブル端末の製造・販売、IoT端末の製造・販売、位置情報管理サービス等の開発・販売が主な事業です。

―今回ご出展いただくのはどのような製品ですか?

スマートマイク(仮称)

hito端末、mono端末、骨伝導での多言語音声ガイド端末という3種類のIoT端末と、自転車用のヘルメットに取り付けられる「VOCE-rable」、ヘッドセットタイプの「VOCE-rabel egg」、工事現場などでの使用を想定した「スマートマイク(仮称)」を出展いたします。

―ものづくり補助金はどういった部分にご利用いただきましたか?

自社製品の開発資金として使わせていただきました。一度目は、サイクリング時での活用を想定した自転車用ヘルメット装着タイプ「VOCE-rable」の開発で利用しました。二度目は、工場や工事現場などの騒音環境下での活用を想定した「スマートマイク(仮称)」の開発で利用しました。

―御社のウェアラブル端末の強みはなんでしょうか?

弊社の製品は骨伝導を採用し、こめかみ部分にある骨の振動により音を伝達しているのですが、この際に脈波も一緒にデータ化できる、という点は他社様にはない特徴だと思っています。そもそも開発段階で、単純に骨伝導で音を伝えるだけではなく、何か付加価値をつけられないかと考えていました。そこで、折角こめかみにあてるのだから、こめかみ部分の血流から脈を取れるようにしようという考えに至ったのです。

また、「VOCE-rable」「VOCE-rabel egg」の上位モデルである「スマートマイク(仮称)」は、100デシベル近い騒音の中でも周囲の音をカットして明瞭に会話ができる点を特徴として開発したので、音を受信するだけではなく、発信も出来るウェアラブル端末となっています。ただ騒音カットと言うだけなら既に他社製品でも取り入れられているものがあるのですが、そのほとんどがソフトウェア的な技術での騒音カットになります。しかし弊社製品の場合は、ハードウェアにも騒音カット機能をつけているので、更に高い精度での騒音カットが可能になりました。それ以外にも音声認識による自動テキスト生成や自動翻訳が可能となる製品もあります。積極的に付加価値をつけていくことは弊社製品全体における強みだと思っています。

付加価値をつけることで市場での存在感を

―開発にあたり、こだわった部分はありますか?

この製品を開発するきっかけは、自社開発製品の音声ガイドナビ端末「ナビチャリ」サービスを展開していく中で、導入先や利用者からナビやガイドだけでなく、自転車に乗りながら仲間とコミュニケーションを図りたいという要望が多く聞かれるようになったことです。しかし自転者走行中のイヤホンというのは周囲の音が聞こえなくなるのはもちろん、気圧の変化や平衡感覚にも鈍感になるので非常に危険です。また、イヤホンを長時間使用した場合、耳の中に湿気が溜まったりカビが入り込んだりして中耳炎の原因となるといわれており、こうした現状を変えたいという思いがあったんです。そこで骨伝導技術に着目し、骨伝導であれば耳を塞ぐこともなく、周囲の音を聴きながら音楽などを楽しむことができるということで、そこに需要があると感じ、まずは自転車愛好家の方々へのマーケティングや技術進歩を進め、その後に工場向けの製品というものを作り始めました。

また、今の50、60代の方たちの間で、隠れ難聴といって鼓膜が弱ってきている人が増えていると言われています。そういった方々に、通常の会話の補助に加え電話や音楽も聴けるという付加価値を売りにしていきたいです。それから、価格も付加価値になると考えています。現状では、10,000円を超えると購買意欲が下がってしまうので、ベーシックな製品ではその価格以下に抑えているのですが、それだけでは当然開発費用が回収できませんので、将来的には先ほど紹介した高レベルでの騒音カットや自動翻訳機能などの付加価値をつけることによって、数万円クラスの製品も積極的に作っていきたいと思っています。

―価格以外のヴィジョンにはどのようなものがありますか?

技術的な側面になりますね。昨今、東京オリンピックに向けて建設ラッシュが続いており、建設現場や工事現場での利用の需要が高まってきていると考えています。そこに上手く対応できるよう高性能の騒音カット技術や自動的に点検簿に打ち込む機能を搭載した製品開発を進めています。例えば、介護士や看護士の負担軽減にもつながるのではないかと考えています。また、インバウンド向けの需要も高いので、自動翻訳機能を活用したものも考えています。ただこれは一時的な利用が多くなるため、おそらく物販ではなくリースでの展開となりますね。

―今後の事業展開をお教えください。

今後は多岐に渡る情報ソリューションが進んでいくと思われますので、時代に合わせたIoT端末やウェアラブル端末の開発を進めていきたいです。と同時にそれによって集められたデータをどのように利用すればお客様の収支に貢献できるのか、ということにも取り組んでいきたいです。いわゆるビックデータの活用ですが、そこに関して弊社には他社様にはない強みがあります。それはウェアラブル端末です。これなら脈波を始めとするバイタル情報の分析も出来るので、いつ、誰が、どこで、どんな気分で、何を喋ったのかというデータも簡単に集められます。もちろんクラウド化をすすめたいという企業様へのハード面でのご協力はしていきますが、ゆくゆくは弊社でしか集めることの出来ないデータの活用や予測型ERPの確立といったことを目指していきたいと思っています。

株式会社フォルテの主な製品

  • VOCE-rabel
  • VOCE-rabel egg

企業プロフィール

企業名
株式会社フォルテ
ものづくり補助金利用事業名
①双方向骨伝導音声ガイドシステムの試作開発
②高騒音下でもクリアな音声を集音できる技術を活用した音声通話システムの開発
基本情報
創業年月 2005年3月
代表者 葛西 純
本社所在地 〒030-0862 青森県青森市古川3丁目22-3 古川ビル3F
TEL/FAX番号 017-757-8033/017-757-8044
Webサイト http://www.forte-inc.jp/
資本金 4,100万円
従業員数 14名
取扱製品 IoT端末(FBシリーズ)、位置情報を活用したIoTソリューション、ウェアラブルデバイス(VOCE-rableシリーズ)など

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