注目の出展企業 「大福工業株式会社」(島根県)

「放射性物質を吸着する『ストロンガーゼオ』の開発」

大福工業株式会社 環境技術部長 小村 一行

出展プロフィール

会場
東京
業種
総合工事業

西日本では島根県でしか採掘できない鉱石「ゼオライト」を活用

―御社の主な事業内容についてお聞かせください。

道路やトンネル、橋など土木工事を請け負う総合工事業が弊社の主な業務内容です。

―今回ご出展いただくストロンガーゼオとはどういった製品ですか?

弊社では工事業のほかにも環境技術部という環境製品の開発を行っている部門があり、ストロンガーゼオは環境技術部が開発した製品になります。天然鉱石ゼオライトを加工したもので、放射性物質を除去するための放射性物質吸着剤として開発しました。原発事故などによって汚染された水や土壌の浄化を念頭においた商品です。ゼオライトという鉱石は東北地方では広い地域に存在しているのですが、西日本では島根県でしか採掘することが出来ません。その島根県の中でもゼオライトの加工までの研究開発を行っているのは弊社のみとなっております。

―ストロンガーゼオはどのように使用するのでしょうか?

汚染されたものが水であれば、カートリッジに詰めたゼオライトにその水を通します。土壌であればその土の中にゼオライトを混ぜ込んで使います。効果は対象物によるので一概には言えませんが、土壌浄化であればその土壌の1~2%にまで放射性物質を減らすことができます。

放射性物質吸着だけでなく様々な特性を付加できる可能性

―ものづくり補助金はどのような部分に使われましたか?

ストロンガーゼオを開発するための開発費と製造設備の導入に利用しました。具体的にはゼオライトと薬品を混ぜるためのミキサーや、その混ぜたものを養生するための機械になります。

―ストロンガーゼオを開発する中で何か課題などはございましたか?

先ほどのミキサーでゼオライトと薬品を混ぜる際の温度調整に苦労しました。この工程においては、微妙な温度の変化が結果に関わってくるので最新の注意が必要になるのです。何度も試作を繰り返してようやく最適な温度と環境を見つけることができました。

―今後ストロンガーゼオをどのような製品にしていきたいですか?

現段階のストロンガーゼオにはまだまだ改良の余地が残っています。例えば放射性物質吸着の質。ここを上げることが出来れば効果が増大するのはもちろんのこと、単価も下げることができます。また、放射性物質の他に重金属類の除去も行えるようにしたいですね。ストロンガーゼオ一つで放射性物質と重金属類を一挙に浄化できるようにしていきたいです。

―今後の事業展開をお聞かせください。

ゼオライトには大気中の炭酸ガスの除去や調湿の効果もあります。これを使って地球温暖化の防止や日常生活にも使える調湿製品の開発にも取り組んでいきたいです。弊社のメインは土木関連の工事なのですが、環境製品の分野でも社会に貢献していきたいと考えています。このストロンガーゼオはまだ商品化したばかりで、これからも積極的にPRしていく必要があります。展示会ではぜひ直接ご覧になってください。

大福工業株式会社の製品

企業プロフィール

企業名
大福工業株式会社
ものづくり補助金利用事業名
島根県産ゼオライトを利用した新規ゼオライト質ポリマーの開発
基本情報
創業年月 昭和33年8月
代表者 福代 明正
本社所在地 〒693-0017 島根県出雲市枝大津町2番地7
TEL/FAX番号 0853-21-4151/0853-21-4152
Webサイト http://www.daifuku-izumo.co.jp/
資本金 3,000万円
従業員数 108名
取扱製品 総合工事業・産業廃棄物処理業・製造業

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